足裏の違和感(しびれ・感覚麻痺)
過去に施術した足裏の違和感(しびれ・感覚麻痺)の症例を一部ご紹介します。
足裏の違和感(しびれ・感覚麻痺)は主に坐骨神経痛に伴うものです。
足裏に囚われず、原因点への治療が重要です。
足裏の違和感の症例2
患者
30代 男性 (こちらもご参照ください:ブログ【鍼と足裏の違和感】)
来院
2016年5月
症状
何年も左足裏の感覚が鈍く、地面を踏む感触が左右で違う。
治療内容と経過
[初診] 当初坐骨神経痛として施術するが、あまり変化なし。
施術は左足全体の緊張を鍼と活法で緩めていた。
通常は腰の緊張がお尻を緊張させて足に症状が出現するが、それとは異なるケースのよう。
そこでふくらはぎにある、足裏に関係する整動鍼法のツボに触れると非常に硬い。
ここを中心に3箇所硬いツボを念入りに緩める。
確認すると左右の感覚の差が縮まってきた。
[3診目] 同様の施術を行う。
一番硬いツボに対応するエリア以外は違和感が少なくなる。
使用した主なツボ
・合陽L 承筋L 承山L
考察
歩くお仕事でどうしてもふくらはぎが硬くなりがちです。
その環境が影響している症状でした。
再発防止にはストレッチ等で自己管理するか、定期的な治療が必要です。
足裏の違和感の症例1
患者
40代 女性 (こちらもご参照ください:ブログ【鍼×かかとの痺れ】)
来院
2016年5月
症状
強い坐骨神経痛により、右のかかとに痺れを感じる。触れても感覚が鈍い。
足はお尻からふくらはぎまで突っ張った痛みがある。
痺れる場所は、かかとの足の平の中央部。
治療内容と経過
[初診] 両足の強烈な坐骨神経痛で治療中の方で、今回は右かかとの痺れを訴える。
まず坐骨神経痛に対する施術を行う。
整動鍼法で腰部のツボ3箇所に鍼をしてお尻と足の緊張を緩める。
この時点でかかとの痺れは薄らいでいた。
それからかかとに対する鍼を右手のツボに施すと、感覚が左かかとに近くなった。
左右差が落ち着くまで10分ほど待つ。
仕上げに活法の「坐骨上げ」で足全体をストレッチして終了。
同時に治療した症状
・坐骨神経痛
使用した主なツボ・活法
・腰眼R 殷門R 空りょうR 項強R
・坐骨上げ
考察
坐骨神経痛に伴う症状のうち、足首から先(足指や足裏)の症状は比較的取れづらく、時間と回数がかかります。
今回は一度の施術で著効を得ましたが、普通は何回かお時間が必要です。