肘の痛み
過去に施術した肘の痛みの症例を一部ご紹介します。
肘の動きは背骨や肩甲骨・手首・指の動きと連動しています。
肘が痛む場合はそれらがスムーズに連動できなくなっています。
肘の治療は連動の始点となる背中に行います。
肘の痛みの症例2
「ゴルフで傷めた肘」症例
患者
男性(40代)
来院
2022年3月
通院
週2回
通院回数
2回
症状
約2か月前から肘が痛みだした。その頃ゴルフを集中してやっていたのでそれが原因かもと言う。
両肘ともに痛く、特に右肘の痛みが強い。右肘は昔に骨折したことがある。
痛みは肘を曲げたときと、肘を伸ばしたまま物を持つときに感じる。
知り合いの紹介で来院された。
治療内容と経過
[初診]
× 肘を曲げると痛い
× 肘を伸ばしたまま物を持つと痛い
肘の動きと痛む場所を確認する。まずは右肘から背中のツボを使って治療した。
3か所のツボで痛みが減るがもうひとつ。そこで三頭筋をゆるめるツボを使うと、とても楽に動かせるようになった。
左肘は三頭筋のツボだけで痛みがすべて消えた。
[2診目]
△ 肘を伸ばしたまま物を持つと痛い
左肘は大丈夫。右肘に残っている痛みは三頭筋のツボで消えた。
2回目の治療で終了。
同時に治療した症状
なし
使用した主なツボ・活法整体
T3(2.5)R ふくら(3)R など
考察
肘のどこが痛むかはっきりせず、痛いという場所をひとつずつ治療していきました。
治療するうちに上腕三頭筋が原因に浮かびあがり、ここをゆるめると劇的に変化しました。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。
肘の痛みの症例1
患者
男性(40代)
来院
2017年4月
症状
右肘の突っ張るような痛みが取れない。
3ヶ月前に頑張って拭き掃除をして傷めた。
痛む場所は肘の外側の一点だけ。肘の曲げ伸ばしと掌の開閉動作で痛む。
利き手の肘が30度ほど曲げただけで痛むので日常生活が不便で困っている。
治療内容と経過
[初診] 痛む場所からツボを2箇所割り出して鍼をする。
痛みは残るが可動域が広がる。以後週1回のペースで治療していく。
[3診目] 肘を曲げたときの痛みはほぼ無くなってきた。
掌の開閉でまだ少し痛む。背中のツボで開きはほぼ大丈夫。
握りもだいぶできるようになった。
[5診目] 肘曲げ100度くらいで痛むがそのまま曲げられる。
[7診目] 今までで一番良い。掌も握りで無痛。開きで少しだけ。
[8診目] 鍼を1箇所。ほとんど無かったのが消えた。終了。
同時に治療した症状
母指の付け根の痛み
使用した主なツボ・活法整体
・ふくら3~5R T4(1)R
・肘の巻き込み 骨だし
考察
拭き掃除で雑巾をしっかり握りすぎて背中~肘~指の連動がうまくできなくなっていました。
鍼をしたツボは背中と肩甲骨まわりです。
毎回痛みを誘発する動きが少しずつ変わり、治療ペースの関係もあって少し長引きました。