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ますぶちマッサージ・はり・きゅう治療院

【鍼×活法(整体)と肩の痛み】

" 整体, 五十肩, 肩の痛み, 活法, "

2016年4月4日

こんにちは、ますぶち治療院です。
今回は短期間で改善した肩の痛み3例から「改善しやすい肩痛の特徴」を探してみます。

 

四十肩・五十肩と呼ばれる原因不明の肩の痛み。
整動鍼法や活法(整体)を同じように用いても、1・2回で改善するケースと長引くケースがあります。
その違いはどこにあるのでしょうか?

 

それというのも、「痛みの強さ」や「患ってからの期間」と、施術による改善具合にあまり関係がないからです。
長患いでも数回で改善することはよくあります。
逆に傷めて間もないけれど治療が長引くこともあります。

 

絶対条件は“患者さんの回復力&生活環境”です。
しかしそこは見えづらい部分ですから、初回で重症・軽症を見抜くのは難しいのです。
どこか指標になる所はないのか、探ってみました。

肩痛の症例1

まずは数ヶ月前から右腕が挙げ辛かったAさん。
神棚の榊を取り替えるような、腕を挙げる動作で肩の上側が痛みます。
施術は活法(整体)で肩こりの手技2つ。
これだけで痛みなく挙げられるようになりました。

 

このとき気をつけたポイントは肩甲骨です。
肩甲骨から腕にかけて、腋の下の後ろ側の筋肉(棘下筋、大円筋、小円筋)の緊張にアプローチしました。
肩の後ろの緊張が腕を引っ張っていた格好です。

肩痛の症例2

次に3ヶ月前から右肩が痛むBさん。
年末年始で腕を酷使してから腕が水平までしか挙がりません。
痛みは主に肩の上側~外側。

 

施術は整動鍼法で首・背中・手のツボに合計3ヶ所に鍼。
これでかなり可動域が広がりました。
さらに肩甲骨の緊張を緩めると、ほとんど気にならなくなり、
2回目は2箇所の鍼だけで痛みなく腕が挙げられるようになりました。

 

このときもポイントは肩甲骨です。
肩甲骨の動きだけでなく、背骨~肩甲骨~腕の連動が重要です。

肩痛の症例3

そして疲れや長時間同じ姿勢で右肩が痛むCさん。
痛みは肩の前と外側です。
数週間おきにメンテナンスしています。

 

施術は整動鍼法で背中のツボ3箇所に鍼をして、痛みなく動かせるようになりました。
しかし仕上げで行った活法(整体)で痛みがでました。
うつ伏せの姿勢でバンザイしていくと肩の上が痛みます。

160404a

(左)立ち姿勢なら痛くない (右)うつ伏せだと痛む

このように同じ腕を挙げる動きでも、姿勢が変わると痛むことがあります。
姿勢によって動かす筋肉の負荷が変わるからです。

 

Cさんの場合、肩甲骨~腕を緩めるだけでは改善しきれませんでした。
そこで背骨~肩甲骨に着目して、首の付け根のツボを指圧します。
すると痛みなくバンザイできるようになりました。

 

AさんBさんとは異なり、首から肩甲骨にかけての緊張が邪魔をしていた格好です。
首と肩の間にボールが挟まっている図をイメージしていただければわかると思います。
ちなみにその後、同じ症状のDさんでも同じ方法で改善がみられました。

改善しやすい肩痛の特徴まとめ

以上から、
① 肩甲骨~腕にかけてのコリ
② 肩甲骨~背骨にかけてのコリ

この2つの硬さが指標になります。

改善しやすい肩痛の特徴は、この2つが緩みやすいことです。

160404b

肩痛のイメージ 腕が挙げられないのに挙げようとするから“痛い”

そして重症な肩痛であるほど、直接ここに触れてはいけません
このコリを生じさせている本当の原因点にアプローチします。
そうしないと施術効果が薄いばかりか、逆に悪化させることになるからです。

この記事を書いた人

増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)

栃木県鹿沼市出身

趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。

活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。

詳しいプロフィールはこちらから。

カテゴリー: 整体, 五十肩, 肩の痛み, 活法, .
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