腰痛・膝痛・坐骨神経痛・股関節痛・寝違え・腱鞘炎には、ますぶち治療院の「鍼(はり)治療」をおすすめします。
ますぶちマッサージ・はり・きゅう治療院

ずっと悩んでいること

" 考え事 "

2025年11月7日

こんにちは、ますぶちです。

 

 

わたしがずっと悩んでいることがあります。

 

それは「どこまで口出しすべきか問題」です。

 

どこまで介入するべき?

 

よくある、というか、ご来院されるほぼすべてのかたの症状―痛みとかコリとか痺れとか―は、ご自身の生活習慣の成果物です。

 

不慮の事故とかでなければ、癖とか不摂生とか、部活頑張らねばとか、仕事でやむなくといった理由から無理を重ねて生じたものです。

 

原因はご自身、またはご自身の置かれた環境にあるということです。

 

 

こうして生まれた症状を施術するわけですが、原因がそのままならば、また再発する可能性大です。

 

再発したらまた来院してくれるからいいじゃん、という考えかたもありますが、それは体調悪化を望む呪いがけと同じ。

 

治療行為と真逆の考えで両立しません。

 

 

かと言って、あなたの不調の原因である生活習慣を改めよ、と言われれば、いい気はしないでしょう。

 

そう言われても、わかっているけど、現実的じゃないね、と。

 

なのでお伝えするときは、できるだけ柔らかく「もう少し休憩とれるといいですね~」みたいなふんわりとした物言いになってしまいます。

 

 

もちろんビシッと指摘して欲しいというかたもおられるでしょう。

 

指摘するという行為には責任が伴います。

 

私は「その人の体はその人のもの」、基本的に「体の管理は自己責任」と考えます。

 

指摘をすることで、他人の私にその責任を預けられては本末転倒。自己管理ではなくなってしまいます。

 

大切な自分の体を他人に預けるなんて恐ろしいことです。

 

だからこそ、施術中の一刻だけでも、預かる間は真剣です。

 

 

生活習慣について指摘をするという行為には、そのひとの人生に責任をもって介入するという、重大な意味があります。

 

そして大多数のかたは介入を望んでいません。

 

いま、この不調を和らげることを望んでいます。

 

現実的に、経済的にも、明らかに仕事が原因だとしても、死に直結しなければ安易に休みなさいとは言えません。

 

そして再発を繰り返す、タイムループものの小説みたいなことになるわけです。

 

 

もし私が施術後になにか言いたげに見えたら、言うべきか悩んでいるときです。

 

そしてやんわりと伝えてきたら、先々のことを案じていると思ってください (^_^)

この記事を書いた人

増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)

栃木県鹿沼市出身

趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。

活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。

詳しいプロフィールはこちらから。

カテゴリー: 考え事.
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